遠隔地の不動産を契約に導くソリューション

遠隔地の不動産を契約に導くソリューション

遠隔地の不動産を契約に導くソリューション

会社の辞令で急に遠隔地へ赴任しなければならなくなり、スケジュールの期限が迫っているので内見せずに契約を決めたものの、いざ引越してみると築年数と比べても想像以上に古かったり汚れていたり、また図面でみてイメージしていたようなレイアウトではなかったりするとやりきれないものです。

不動産の取引は現地確認が大事です。図面よりも現況優先のため、自分が物件に期待する条件が整っているかどうかの確認は実際に目でみないといけません。しかしながら、遠隔地の不動産を売買したり賃貸したりする必要が出てきたとき、物件の現地確認は非常に手間のかかる作業です。特に忙しいビジネスマンの場合、わざわざ内見や契約のためだけに往復で十数時間をかけるわけにはいかなかったりします。

ではこれを解消する仕組みはないのでしょうか。これまで不動産の分野はデジタル化が非常に遅れていました。一方、ITを代表とするデジタルテクノロジーの進歩は急速で、業界間の格差は広がるばかりです。そこで、不動産業界のデジタル化を進める取り組みがなされています。不動産テックと言われています。

その不動産テックの取り組みの中でも、こういう遠隔地の物件を契約しようとしたときに活用できるのが、VR不動産やVR内見といった取り組みと、IT重説です。

この仕組みを使えば、お客様の判断材料が現地へ行った場合とほぼ同じだけ揃うため、契約がスムーズに進む可能性があります。

■VR不動産/VR内見


事前に広角カメラで部屋の内部を撮影し、これをお客様に見てもらう仕組みです。お客様が見ている映像を営業マンが同時に見て接客できる機能をもったソリューションもあるようです。

お客様目線では、事前に部屋の内部が現地へ行かなくても確認できるため、契約するかどうかの判断が早くできます。

物件を提供する側としては、部屋の内部を撮影する事前準備が必要です。撮影し、編集し、サイトにアップし、物件情報からリンクをはりもしくは専用のサイトにインデックスを作り、といった準備が必要です。しかしながらVR内見を提供することで、都度現地を見てもらう対応をすることがなくなり、契約の可能性が高いお客様のみを現地案内できるようになります。

■ビデオ通話


一部ではオンライン内見を提供している不動産会社もあります。仕組みは非常に単純です。現地に不動産会社のスタッフが行き、内見希望のお客様とスマートフォンやパソコンを使ったビデオ通話をすることで物件の映像を提供し、同時に会話も行うという方法です。

この場合、お客様にとって非常に嬉しいのは、現地のスタッフに依頼すれば家具を置くスペースの寸法まで遠隔から内見するだけでわかること。先のVR内見よりもお客様へ提供できる情報量は多く、より契約へ近づける仕組みかもしれません。

■IT重説


2017年以降、賃貸物件の重要事項説明は、ビデオ通話やWeb会議の仕組みを使ったオンラインで行うことができるようになりました。法人間売買や個人が関係する売買についてはまだ本格運用はされていませんが、本格運用へ向けて検討がされています。

このIT重説を併用することで、お客様は店舗へ来店しなくても契約することができます。

スマートフォンの普及でビデオ通話を行える環境が整っています。またWeb会議ができるインターネットサービスも次々に登場し、映像での情報交換が容易な時代になりました。不動産サービスにおいても、よりお客様に満足して契約や売買をしていただける環境が工夫次第ですぐ手に入ります。

特に遠隔地物件の内見がより容易にできることや、物件へ案内する前に内見ができるということは、契約前プロセスを短縮できるため収益の向上にもつながります。法律に抵触しない範囲で、利用できるテクノロジーを積極的に活用していきましょう。

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